高圧的な態度をとったり、職場を仕切りたがったりする「お局さま」。
本人はリーダー気取りでも、実際はみんなから迷惑がられていることが多いですよね。
どんな職場でも、お局さまの特徴には共通点があり、その裏には複雑な心理が隠れていることがあります。そんなお局さまの生態を知って、うまく対処する方法を身につけましょう!
d latte編集部 なな
歯科衛生士歴13年。卒業後すぐに地域密着型の歯科医院に就職し、地域住民の口腔健康を支えている。幅広い年代の患者さんと接する中で、ライフステージに応じた口腔ケアの重要性を実感。フレッシュな視点から現場の等身大の声を発信し、新人歯科衛生士や学生に向けたエールも送っている。
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お局とは?読み方や意味を解説!

お局(おつぼね)とは、職場に長くいるベテランで高圧的な態度をとる女性のこと!
お局(おつぼね)とは、職場に長く勤務しているベテランで、自分の考えややり方などを周囲に強要したり、その場を仕切りたがったりする女性のことです。
局(つぼね)という言葉は本来、宮中などで女性が過ごす部屋や、その部屋に住む女房(侍女)を指す名称です。江戸時代には将軍や大名に仕える奥女中を指す言葉となり、奥女中たちを取り仕切る老女の敬称としても使われました。
大奥を題材にした時代劇などでは、奥女中のトップに立つお局さまは、非常に権力のある女性として描かれています。そして、その姿が職場で我が物顔にふるまうベテラン女性とよく似ていることから、いつしか高圧的なベテラン女性社員のことを「お局さま」と呼ぶようになったのです。
独身の中年女性だけじゃない?男性や20代のお局も!

お局と言うと、独身の中年女性をイメージする人が多いかもしれません。しかし実際には、既婚のお局さまも大勢いますし、男性社員や20代の女性でも、お局のような存在として煙たがられることがあります。
ちなみに、男性の場合は「老中」や「古だぬき」などと呼ばれるのが一般的です。勤続年数が長く、職場を仕切りたがるところなどは女性と同じですが、組織内に広い人脈を持っていたり、その人脈を利用して影で職場を支配するなど、男性ならではの特徴もあります。
一方、20代でお局扱いされるのは、若い人ばかりの職場で一番経験が豊富な女性や、同世代や年下の人たちにだけ高圧的な態度をとる女性などです。若い女性がお局として権力をふるうのは、上司の指導力が足りないことも一つの原因かもしれません。

職場のあるある!お局の特徴とは?

業種や職場環境などが違っても、お局と呼ばれる人には共通する特徴があります。特に周囲から迷惑がられることが多いのは、上記のような行動です。詳しく見ていきましょう。
1. 言い方や態度がきつい
お局さまは基本的に口調がきつい人が多く、気に入らないことがある時はもちろん、普段の何気ない会話でも相手に怖い印象を感じさせることがあります。中には、挨拶を無視したり、物を乱暴に扱ったりする人もいます。
また、医療系の業種や接客業などでは、患者さんやお客さんに対しても態度がきついお局さまがいます。「態度が悪い」とクレームを受けても本人はあまり気にしないなど、自覚がない人が多いのも特徴の一つです。
2. 自分の考えややり方を強要する
お局さまは長年同じ職場で働いているベテランなので、自分の仕事のやり方にこだわりやプライドを持っています。そのため、誰かが違うやり方で仕事をすると、たとえその方が効率的であっても、自分のやり方を押し通そうとします。
お局さまが新人の教育をする際は、自己流のやり方を押し付けてしまうこともあるため、さらに厄介です。新人にとっては、お局さまから教わったことと他の先輩から教わったことが違う場合があるので、仕事を覚える際に余計に時間がかかってしまいます。
3. 主導権を握りたがる
ベテラン社員が職場のまとめ役になるのは自然なことだと言えますが、お局さまの場合は周りが望んでいなくてもリーダーになろうとします。あるいは、すでにリーダー役の人がいるにも関わらず、お局さまがあれこれ口を出すというケースも珍しくありません。
また、おしゃべり好きなお局さまは、休憩中の会話の主導権も握りたがります。人の話をろくに聞かずに自分の話ばかりする人も多いため、付き合わされる周囲の人たちはげんなりしてしまいます。
4. マウントをとる
仕事でも人間関係でも、自分が常に優位に立ちたいというのが、お局と呼ばれる人の心情です。特に仕事では「自分が一番経験値が高い」という誇りを持っている人が多いため、誰かにその地位を奪われないようにマウントをとりたがります。
自分の方が仕事ができることを強調するために、人の仕事にケチをつける、忙しいことをアピールするなど、マウントの仕方は様々です。また、持っているブランド品を見せびらかす、子供の自慢話をするなど、プライベートのことでもマウンティングしたがる人もいます。
5. 気分によって態度が変わる
感情の起伏が激しい人が多いのも、お局さまによくある特徴です。このようなタイプの人は機嫌が悪い時と良い時とで態度が変わるため、周りの人たちはそれに振り回されてしまいます。
特に困るのは、仕事に関して質問や報告などをしなければならない時です。気分屋のお局さまは、その時によって言うことが変わったりもします。また、話しかけるタイミングを見極めるのが難しいため、それだけで周りはストレスを感じてしまいます。
6. 愚痴や陰口を言う
お局さまの中には、仕事の愚痴や職場の人の陰口をよく言う人もいます。自分ばかり大変な思いをしているとこぼしたり、給料や職場環境などに関して不満を口にしたりするわりには、退職する意志がなさそうなところも、お局さまによくある特徴だと言えるでしょう。
注意が必要なのは、お局さまの陰口の対象になることです。陰口をたたくのが好きな人は、相手や場所を変えていろいろな人のことを悪く言っています。うっかり話に乗ってしまうと、違う場所で「あの人がこんなことを言っていた」と言いふらされることもあるので、お局さまの話には乗らないことが大切です。

お局の心理とは?意地悪や嫌がらせをする理由を分析!

人が嫌がることをしてしまう人は、仕事やプライベートで満たされない思いを抱えていることが多いと言えます。お局さまも同じで、その言動にはマイナスの感情が大きく関わっています。ここからは、そんなお局さまの心理について分析していきましょう。
1. 承認欲求が強い
承認欲求とは「注目されたい」「褒められたい」など、他人から認めてもらいたいと望む気持ちのことです。こういった感情は誰もが多少は持っているものですが、承認欲求が強い人は、やたらと自己アピールして他者の気を引こうとします。
自慢話が多かったり、仕事での苦労や功績などを強調したがるようなお局さまは、承認欲求がとても強いタイプです。職場で自分の話ばかりしてしまうのは、身近に褒めてくれる人がいないからという理由もあるかもしれません。
2. 嫉妬やねたみ
お局さまは自分が輪の中心にいたり、トップに君臨していたいタイプなので、他の人が注目を浴びることを嫌います。特に後輩が仕事で評価されたり、若くて可愛い人がちやほやされていたりすると、その人に露骨に嫌味を言ったり、陰で悪く言ったりします。
そういった行為は嫉妬やねたみによるものです。若さ・容姿・人柄・才能など、嫉妬やねたみの対象となる事柄は様々です。お局さま自身が年齢と共に失ってしまったものや、この先も手に入れられそうにないものに対して、特に嫉妬心を抱きやすいと言えます。
3. 仕事に対するプライド
ほとんどのお局さまは、その職場に長くいるベテランです。そのため、お局さまにとっては「仕事の経験が豊富」という事実が何よりの誇りになっています。
自分のやり方を周囲に強要したり、一人だけ独自のやり方を貫き通したりするのは、仕事に対するプライドの表れです。しかし、実際には他のやり方の方が効率的だったり、小さなミスが多かったりすることもあるため、周りから迷惑がられてしまうのです。
4. 自分の地位を守りたい
承認欲求が強い人は、自分が必要とされなくなったり、自分の価値が認められなくなったりすることを恐れます。お局さまの場合は、上から物を言える立場でいることが存在意義のようなものなので、その地位を奪われることを何よりも嫌います。
特に攻撃の標的になりやすいのは、お局さまに遠慮せずに自分の意見をはっきり言う人です。自分に従わない人や逆らう人は、お局さまの地位をおびやかす存在です。そのため、きつくあたったり意地悪をしたりすることで、自分の立場を必死で守ろうとします。
5. 不満やストレスの発散
他人に攻撃的になる人は、自分の人生に満足できていないことが多い傾向にあります。つまり、職場で迷惑がられているお局さまは、いろいろな不満やストレスを抱えていることが多いのです。
「給料が安い」「なかなか結婚できない」「家族とうまくいっていない」など、不満やストレスの原因は人それぞれ違います。そのため、お局さまにきつくあたられる人は、なぜそんなにイライラしているのか分からず戸惑ってしまいます。

お局とうまく付き合うには?職場での対処方法5選

お局さまから受けるストレスを極力減らすには、敵にも味方にもならないことが一番です。ここでは、そのためのコツをご紹介しましょう!
1. 必要以上に関わらない
同じ職場だからと言って、苦手なお局さまと無理に付き合う必要はありません。仕事上どうしても必要な会話以外は極力避け、できるだけ関わらないようにしましょう。
メールで済むことはメールで連絡する、お昼休憩は別の場所で過ごす、仕事終わりに誘われても理由を作って断るなど、多少強引でも可能な限り距離をとることが大切です。そのせいで陰口を言われることがあるかもしれませんが、お局さまと関わって嫌な思いをするよりはマシと考えればよいでしょう。
2. 適度に受け流す
お局さまの言い分は筋が通らないことも多いので、いちいち真に受けていると心がすり減ってしまいます。適当に返事をして受け流すくらいの余裕を持って、ストレスを溜めないようにしましょう。
また、誰かの悪口や陰口を聞かされる時は、決して同調しないことが大切です。人の悪口に相槌を打っていると、それだけで一緒に悪口を言っていると思われることがあります。ただうなずいていただけなのに、お局さまに「あの人も同じことを言っていた」と言いふらされる場合もあるので注意しましょう。
3. 相手の承認欲求を満たす
承認欲求が強い人は、相手から褒められたり、尊重されたりすると機嫌が良くなります。お局さまも承認欲求が強い人が多いので、その欲求が満たされれば、うるさいことを言わなくなる可能性があります。
もちろん、自分から積極的に関わる必要はありません。例えば、どうしても自慢話や小言などを聞かなければならない時、「すごいですね」「素敵ですね」「勉強になります」など、簡単な一言を添えるだけでも十分です。
シンプルな誉め言葉でも、言われて悪い気がする人はいません。必要以上にうるさく言われないための防御策と考えて、時々お局さまの承認欲求を満たしてあげましょう。
4. 仕事について相談する
お局さまの中には、普段は口うるさくても仕事に関しては頼りがいがあるという人もいます。このようなタイプのお局さまは、向上心が高い人のことはきちんと評価してくれる傾向にあります。そのため、仕事について相談してみるというのも、うまく付き合うための一つの方法です。
ただし、どんな相談でも歓迎されるわけではありません。あまりにも初歩的なことが分かっていないと、「そんなことも知らないの?」と怒られてしまう可能性があるので、くれぐれも注意しましょう。
5. 上司やハラスメント相談窓口に相談する
お局さまから明らかに陰湿ないじめを受けている場合は、上司に相談しましょう。また、ハラスメント相談窓口を設けている職場なら、担当者に直接相談するのもおすすめです。
パワハラを受けているのであれば、録音データ・メール・心療内科の診断書などが証拠になります。ただし、職場によっては無断録音を禁止していることがあるので、事前に確認しておくことが重要です。
まとめ
職場で我が物顔にふるまうお局さまは、みんなに迷惑がられる困った存在。でも、きつい言い方や態度にはそれなりの理由があり、裏に隠された心理を理解すれば、うまく対処することも可能です。
大切なのは「適度な距離感でお局さまと接すること」。小言や意地悪はなるべく受け流して、ストレスを溜めない人間関係を目指しましょう!

